教員紹介(一般科)
飯島 真之
IIJIMA Masayuki
- 職 名 : 助教
- 専門分野: 英語コーパス言語学、英語教育
- メール : m-iijima[at sign]kobe-kosen.ac.jp
現在の研究課題と概要
- 現代英語におけるスタンス標識使用実態の解明と英語教育への応用
言語を使用する際、私たちは自らの心的な態度(スタンス)を表出します。英語の場合、例えば、definitely、certainly、surelyなどは主張の程度を強調する際に使用され、一方でmaybe、perhapsなどは主張の程度を弱める際に使用されます。これらは一例ですが、現在私は、このようなスタンスに関与する表現が、英語母語話者や英語学習者(特に日本人学習者を含むアジア圏の学習者)によってどのように使用されているのかを研究しています。研究では、「コーパス」と呼ばれる収集された言語データを使用し、計量的手法を踏まえつつ、対象表現の頻度や用法を調査しています。研究から得られた知見を英語教育に応用できればと考えております。
研究業績(主要3件)
- 飯島真之(2025)「日本人英語学習者による 1・2 人称代名詞使用:ICNALEの英作文モジュールを用いたアジアの地域別比較」
『中部地区英語教育学会紀要』, 54, 25–32. - 飯島真之(2025)「日本人学習者の英作文を特徴づける語彙文法指標とスタンス表出」
『統計数理研究所共同研究リポート』, 481, 39–56. - 飯島真之(2023)「コーパス言語学の手法に基づく英語確信度副詞の抽出とその使用範囲の解明:CORE コーパスの33種のレジスター別頻度調査に基づいて」
『中部地区英語教育学紀要』, 52, 31–38.
所属学会、協会
- 英語コーパス学会
- 全国英語教育学会
- 中部地区英語教育学会
- 大学英語教育学会
担当科目
- 英語
- 英語演習
部活動顧問
- 陸上競技部
受賞・学術賞
- 2023年 英語コーパス学会第49回大会 学生優秀発表賞