防災・減災入門が行われました(9日、28日)
2022/09/28
防災・減災入門は平成26年度から始まった、本校における防災教育(防災技能を有した技術者の育成)で、1年~3年を通じて行われる特別活動です。
9月9日(月)は、本科2年生を対象に、北淡震災記念公園にある野島断層保存館への見学と第10回目講習「クロスロード」が行われました。
見学では、セミナーハウスで「震災の語りべ」の講話を聞いたのち、断層保存館へ移動し断層による様々な地形の変化の観察、震災遺構の「神戸の壁」、メモリアルハウス、震災体験館などで見学や体験を行いました。
「クロスロード」は、阪神・淡路大震災の体験を元に作られた「難しい決断に迫られる災害対応」を疑似体験するゲームで、今回は神戸クロスロード研究会の濵様と細見様より演習型の講義が実施されました。
自身の判断をYES/NOカードで答え、その理由についてディスカッショ ンすることで様々な人の考えを共有し、災害対応を考える機会となりました。
9月28日(水)は、本科3年生を対象に、これまで学んだ防災・減災研修の集大成として防災・減災入門Ⅲが行われました。
本年度は、避難所運営ゲーム「チャレン ジ!」、阪神・淡路大震災時の避難所体験の講演、同年代の防災・減災活動の取組の紹介などが行われました。
避難所運営ゲーム「チャレンジ!」は、災害時の 避難所をイメージして、実施場所に即して簡単に行うことができるゲームです。
防災リテラシー研究所代表の太田敏一先生による司会・進行の下、約240名の学生がゲームに参加しました。
また、ファシリテーターとして、神戸高専の教職員に加え、神戸防災技術者の会(K-TEC)や明石高専防災団(D-PRO135°)に協力をいただきました。
避難所体験の講演では、震災当時の体験談や災害時避難について、 森田様(当時、神戸市職員)、福田様(当時、中学生)、長谷部様(当時、ボランティア)よりご講演いただきました。
そして、同年代の防災・減災活動の取組 の紹介では、長手さん(明石高専建築科3年、D-PRO135°部長)と沖本さん(都市工学科5年、神戸高専MRC部)より各活動について紹介いただきました。
3年間の学びを通して、いざというときには地域の一員として多くの住民を助ける役割を果たし、また、技術者として安全・安心な社会をつくる社会の一員となることを期待しております。(教務主事室)
![]() クロスロードゲームの様子 |
![]() 避難所体験の講演の様子 |
![]() 避難所体験の講演あいさつ (防災リテラシー研究所代表 太田 先生) |
![]() 避難所運営ゲーム「チャレンジ!」の様子 |